A Space for the Unbound 心に咲く花 クリア後レビュー・評価

攻略レビュー・評価

こんにちは!

やまねこみれい(@yamaneko_mirei)です。

今日のおさかなは、A Space for the Unbound 心に咲く花。

インドネシアを舞台とした、人の精神世界に深く迫るインディーゲームです。

ジャンル横スクロールアドベンチャー
発売日2023年1月19日
クリアまでのプレイ時間約10時間
プレイ言語日本語
開発元Mojiken
対応機種Switch、PS5、XboxOne、PC(Steam)
プレイ人数1名
定価2,300円(Steam版)、2,860円(DL版)、4,378円(パッケージ版)

評価の基準
5 out of 5 stars (5 / 5) 太鼓判!我がゲーム史に刻まれる
4 out of 5 stars (4 / 5) 光るものを感じる
3 out of 5 stars (3 / 5) 不満はない 
2 out of 5 stars (2 / 5) あまり印象に残らない
1 out of 5 stars (1 / 5) 自分には合わなかった

おすすめ度評価
5 out of 5 stars (5 / 5) 遊ぶべき!
4 out of 5 stars (4 / 5) やってみる価値あり
3 out of 5 stars (3 / 5) 気になるならプレイ推奨
2 out of 5 stars (2 / 5) 暇なときのプレイでいいかも
1 out of 5 stars (1 / 5) 私のような方には合わないかも

A Space for the Unbound 心に咲く花の評価

ストーリー 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
新規性   4 out of 5 stars (4 / 5)
音楽    4 out of 5 stars (4 / 5)
ビジュアル 3 out of 5 stars (3 / 5)
おすすめ度 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

どんなお話?(マイニンテンドーストアより)

『A Space For The Unbound 心に咲く花』は90年代後半のインドネシアの田舎町を舞台にした、人生の一幕を切り取ったようなアドベンチャーゲーム。

超自然的な力を手にした少年と少女の関係や、不安や絶望を乗り越えていくことの意味が、美しいピクセルアートを背景にみずみずしく描かれます。

高校生活が終わろうとする中、ふたりの優しい高校生アトマとラヤと一緒に、自分を見つける旅へと出かけましょう。

突然解き放たれた謎の超能力に存在を脅かされ、ふたりは町を調べてまわり、隠された秘密を解き明かさなくてはなりません。

そしてお互いのことを深く知り合い、やがては世界の終わりと対峙することを強いられます。

90年代のインドネシア郊外を思わせる田舎町で、愛おしいストーリーに心を奪われ、色鮮やかなピクセルアートの世界を存分に探検してください。

難易度

選択不可です。

やることリストを埋めていく形ですが、ストーリー上必要なもの以外は埋めなくてもクリアできます。

ミニゲーム要素が多いですが、ストーリー上必須のものは難しくありません。

謎解き要素は悩むところがありました。

そこを除けば、幅広い方がプレイしやすい難易度ではないかと思います。

こんな人におすすめ

・人の心の世界に関心がある

・ミニゲームで遊ぶことが好き

・インディーゲーム作品を楽しんでみたい

・短時間で遊べる作品を探している

こんなところは注意

いじめ、暴言、家庭内暴力、動物の死、精神的な病を感じさせる描写があります。

そういう要素に触れることを避けている方は、注意された方が良いかと思います。

特に良かったところ

シナリオと精神世界の描写

最後に進むにつれて、非常にシナリオの良さを感じました。

地図のわかりづらさや、移動時のもっさり感、ロード時間の長さを感じる部分は正直あったのですが、そんなネガティブ要素は些細でそれを上回る素晴らしいストーリーでした。

ストーリー上で様々に表現される、心象世界のビジュアル描写もよかったです。

心を理解する程に、色や物体の意味も伝わってくる演出です。

久しぶりに感動して、ラストの方は涙が出てしまいました。

好みはあると思いますが、個人的にすごく刺さる作品でした!

みれいのゲームプレイ感想・レビュー

ミニゲーム要素が多い作品

基本の流れは、町の中で魔法の本に書かれているリストを埋めていきます。

町は広くないので、やることはとてもわかりやすいです。

道中では、問題を解決するためにミニゲームを行う機会が多いです。

バトルで時間内に指定ボタンを押したり、上から落ちてくるものを避けたりするなど。

失敗してもやり直ししやすいですし、複雑な操作がなくプレイしやすい作品でした。

連続してボタン入力を成功させるなど少し難易度があがるミニゲームもありますが、攻略は任意です。

成功した場合、魔法の本で読める文章が増えます。

世界観を理解したい方は、少しがんばってみるとより楽しめます!

インドネシアらしさを感じる要素

ミニゲームや表現の中で、インドネシアらしさを感じる機会もあり、興味深かったです!

必須のイベントではありませんが、名前の雰囲気のみならず、クイズの問題などにも感じました。

料理の名前などは全くなじみがなく、新鮮味を感じました。

作品を通して、知らない土地や文化に興味をもつきっかけが増えました。

またインドネシア由来ではないですが、フォレノワールというケーキもとても食べたくなりました!!

ねこがたくさん登場!

この作品には、たくさんの猫要素があります!!

なでたり、名前をつけたり、お話ししたり。

猫が好きな人には嬉しい要素が多いです。

私もねこが大好きなので、作中でたくさんのねこと触れ合えて嬉しかったです。

他者の心象世界に潜るストーリー

主人公は、他者の心の世界に潜ることができる力を得ます。

その力で、心の中にある問題の要因を解決することで、他者の行動を変えることもできます。

後半になると、その時間軸では変えられないことを他の時間軸で変えていく要素も増えて、とても興味深かったです。

心象世界の表現のすべては言葉で説明されないですが、色や物でどういうことを表しているのか考えることにも、とても関心がわきました。

前半は、登場人物の描写もまだ少ないので良さがわかりづらいところもあるかもしれません。

後半に進むにつれて、心象世界の意味や登場人物の気持ちが痛いほど伝わってくるストーリーでした。

まとめ

とてもシナリオがよく、心に残る作品となりました。

色合いや音楽もよかったですし、物語の和訳も美しかったです。

人の傷ついた心を扱う作品なので、つらい描写もありますが、多くの方にプレイしてみてほしい作品です。

インディーゲームなのですべてを求めていないですが、最初はMAPの使いづらさやロード時間の長さが気になっていました。

しかし後半になるにつれてストーリーが刺さってきて、私がインディーゲームに期待している要素を多く兼ね備えている作品だなあと思いました。

システムは多少追い付かなくても表現したいことを突き詰めている感じというか、作者の感性や芸術性、テーマをしっかりと描き続けるところ、プレイ後の余韻が非常に印象的でした。

プレイしながら後半は涙が出ましたが、共に心が癒されていくことができた気もしています。

ぜひ多くの方によい評価をされて、次回作に繋げてほしい作品です!

気になる方は、ぜひプレイしてみてくださいね。

やまねこ みれい

コメント

  1. シエル より:

    クリアおめでとう!ピクセルアートの美しい世界にストーリー自分も心に残りましたね!今年プレイした作品で一番好きかも。コーヒートークはまだやってないけど似たようなゲームでヴァルハラてゲーム楽しめたので楽しめそう!これからもブログ楽しみにしてます(^^)

    • yamanekomirei より:

      シエルさん、コメントありがとうございます!
      この作品は私もすごく感動したので、シエルさんも同じ感想を持っていらっしゃることにとても嬉しい気持ちになりました!
      今のところ、私も今年一番感動した作品です。
      コーヒートークも心があたたかくなったり、考えさせられたりすることが多くて素敵な作品なので、シエルさんもきっと気に入られると思いました。
      また違うベクトルでの感動があった作品です。
      これからもシエルさんに楽しんでいただけるようにがんばります!
      ヴァルハラはまたプレイしたことがなかったので、興味がわきました!

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